ぷてぃな踊り子

海外在住プロバレリーナ日記

カルメンとミカエラと役作り💃🏻

10月中旬から始まったリハーサルも4週間目になりました。
来週からいよいよ公演のツアーが始まります。

全幕の振り写しも終わり、リハーサルも仕上げの段階です。
今回、私達のバレエ団の演目はオペラでも有名な“カルメン”です。

音楽はビゼー。今回の舞台ではオペラの歌付きの音楽をそのまま使う場面もあったり、歌なしのオーケストラ音楽で踊ったり、少し編曲されている場面もあったりです。
ギタリストさんの生演奏で踊る場面もあリます。
どの音楽も素敵ですが、私がカルメンの中で一番好きな音楽は、ホセがカルメンに向けて歌う場面、花の歌 ”おまえの投げたこの花は”の音楽でしょうか。今回、バレエ団では歌なしの音楽のみを使っています。
カルメンとドン・ホセのDuetの音楽で使われています。
この音楽です〜。



www.youtube.com

私の役はホセの婚約者のミカエラ、そしてカバーとしてカルメン役を習っています。
ミカエラは登場回数が少ない役ですが、カルメンと対照的な考え方を持っている女性を表現して、ホセの心情や葛藤をより強調することができるミカエラになれたらと思っています〜。

カルメンの原作はメリメ。リハーサルが始まる前に、カルメンの本を買って読んでみました。
あれれ、、ミカエラが出てこない。。
原作のカルメンとオペラのカルメンは少しだけ登場人物やあらすじが違うのですね!
調べてみると、オペラ台本が書かれた時にミカエラという役ができたらしいです〜!
オペラのカルメンもyoutubeで観てみました。
日本語の翻訳がついていた映像だったので、歌詞から登場人物の気持ちが分かり、とても勉強になりました〜。
いくつかのカルメンの映像を探してみましたが、オペラ歌手の人達によって、いろんな演じ方があり、楽しいです。
また違うオペラの舞台もいつか観に行ってみたいですね。
おすすめのオペラがありましたら、是非教えてください〜

初演まで後、1週間を切りました。
初めて挑戦する役、とても楽しみにしています!

英国へ行ってきました🇬🇧

ブタペストから飛行機で2時間半ほど。次に私が向かったのが、

イギリス ロンドン🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

です。
ロンドンスタンステッド空港に到着しました。
スタンステッド空港から近くのRoystonロイストンという街に住んでいる私のお友達が迎えに来てくれました〜。ありがとう〜

次の日は一緒に電車でロンドンへ。ロイストンからロンドンキングスクロス駅まで40分少しで到着。
お友達が用事を済ませている間に私は身体を動かしに、Dance Worksというオープンクラスのスタジオでバレエのレッスンを受けてきました〜。
いろんなジャンルのクラス、レベルも選べて、いつでもドロップインでクラスに参加できます。昔は先生に直接レッスン料を払っていたのですが、今はオンラインで予約、支払いもできるようになっていて、便利になっていました〜。

danceworks.com

バレエ団が休みに入ってからの久々のレッスン、次の日は筋肉痛がやってまいりました。笑 
でも、バレエのレッスンをするとやっぱり、身体がスッキリとした気持ちになります!楽しかったです〜。

その週末はRoystonから近くの学問の街で有名な

Cambridge ケンブリッジ

へ連れて行ってもらいました〜。

街全体の色が落ち着いた感じで綺麗でした。

Great St Mary's 教会

歩いていると、こんな可愛い小さいドアとギフトボックスを発見。
帰ってきてから調べてみたのですが、ケンブリッジには14個の小さなドア(Dinky Doorと呼ばれているらしいデス)が街に隠れているらしいです。一つ一つのドアにはストーリーがあるらしく、Dinky Doorを探すツアーもあるそうです。😆
14個もあったのか〜。。また次回再び訪問した時の楽しみが増えました〜。

Trinity street散歩中、Dinky door 見つけました!

Dinky Door のウェブサイトも発見。

Dinky Doors


ケンブリッジの街、ハリーポッターの雰囲気も漂ってました〜。
マジカルギフトショップにも入ってみました〜。

賢そうなふくろう。

この日も本当に天気が良く、暖かかったです。
イギリスでもハンガリーに引き続きジェラートを頂きました〜😋

街のカフェやレストランでは、ケンブリッジにある大学の学生さんへの割引サービスをしているところを多く見かけました〜。
街全体が学生さんを応援しているんですね。

楽しい1日でした〜。

次の週は5日間、ロンドンにあるバレエ団の朝のバレエレッスンに参加させてもらいました〜。
5日間、毎日先生が変わるので5人の先生のレッスンを受けることができました。バレエのクラスなのですが、コンビネーションの組み方が先生によって違うので、頭の体操にもなり、いい経験になりました。
いろんなダンサーさんとレッスンもでき、楽しかったです〜。
ありがとうございました。😌

ロンドンはやはり、人が多いっ!ですね。
活気がある、伝統的なところも残しつつ、進化もしつつ、飽きない街だな〜と久々の訪問で感じました〜。

旅もクライマックスが近づいてきました。
ロンドンから飛行機で1時間弱

スコットランド エジンバラ🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿

に到着。エジンバラも久しぶりの訪問でした。一緒に働いたお友達にも1年ぶりに再会!☺️
新市街から見る旧市街の街並み。坂が多いエジンバラ。落ち着いた色の建物が段々に重なって見えて、とても綺麗です。

次の日は初めての

スコットランド グラスゴー🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿

へ行ってきました。
エジンバラからグラスゴーまで電車で1時間弱。
エジンバラに1年間過ごした時にもずっと行ってみたかった街。
やっと今回、足を運ぶことができました〜😄

グラスゴーも建物の色はエジンバラと似ているのですが、全体が広い〜イメージがありました。
歩行者天国のBuchanan Street ブキャナンストリートも道幅が広く、ゆったり歩けました〜。

Buchanan street 逆光でごめんなさい😅

West Endのエリアにも行ってみました〜。
植物園、綺麗なお花がたくさん咲いていました。

Botanic Gardens
植物園行く途中に出会った、走るリス。

最後の日はGallery of Modern Art へ。

美術館の中。光が差し込んでとても綺麗な窓でした。

グラスゴー、まだまだ楽しいところがありそうでしたが、飛行場に向かう時間に。🥲またゆっくり遊びに行きたいです。

今回の旅、たくさんのお友達に会えて、懐かしい街、初めての街、いろんな感覚に触れることができました〜。そして、いろんな方にお世話になりました。本当にありがとうございました。

また遊びに行きます〜!😁✈️

ハンガリー🇭🇺に行ってきました。

ウィーン中央駅 Wien HauptBahnhof から電車で 2時間50分ほど。

次に私が向かったのは、

ハンガリー ブダペスト🇭🇺

 

ウィーンからブダペストBudapest-Déli 駅まで本当に近い!

そして私が購入した電車のチケットは13.9ユーロとお手頃な値段でした。

私が乗車した電車は乗り継ぎもなく、直行でブダペストに行けたので本当に便利でした。

Regiojetというチェコの会社のtrain🚃。

チェコのプラハからブルノそしてスロバキアのブラティスラバを通り、

オーストリア、ウィーンに到着した電車に乗車。

いろんな国を通過してきたんだな、この電車。

TV朝日放送、"世界の車窓から”の音楽が、頭の中を流れました。😁

電車の中は日本ではあまり見られない構造。

進行方向右側に細い通路があり、左側に透明のドア付きの部屋が並んでいます。3人3人テーブルを挟み向かい合って座る感じで、一部屋に6席ありました。席も決まっているので、番号を見つけて着席、私の部屋は私も含めて5人でした。

電車が出発して少し経つと、駅のスタッフさんがお水を配りに来てくれました。

今回、私は利用しませんでしたが、お腹が空いたら、席に置いてあるQR codeをスキャンして、そこから軽食を頼み、駅のスタッフさんが席まで持ってきてくれるというサービスもあったようです。

本を読んだり、ウィーンのマーケットで買った美味しい果物をいっぱい食べたりしていたら、あっという間にブダペストに到着。

着いた時間は夜の9時前だったので、あたりはもう暗くなっていました。

本当に有り難いことにブダペスト駅には、私が所属しているバレエ団で以前一緒に働いた二人のお友達が迎えにきてくれました。

彼らはこの7月からハンガリーSzékesfehérvár 

セーケシュフェヘールバール

という所にあるバレエ団で働いています。

この日は土曜日でお仕事もお昼までだったらしく、電車に乗ってブダペストまで迎えにきてくれました。久しぶりに会う二人。元気そう😊

ハンガリーでは彼らのお家にお世話になりました。🙇‍♀️

ブダペストからセーケシュフェヘールバールの街まで電車で40分ほど。

色々話していたら、あっという間に到着。

そこから歩いて彼らのお家へ向かいました。

荷物を置いた後、街のパブへ行きました〜。

ハンガリーで有名なお酒Pálinkaにも挑戦してみました。😆

フルーティーだけど、おおお、アルコールっ、強い!

 

次の日は日曜日で彼らもお休み。みんなでブダペストへ遊びに行くことになりました。

明日になるのをたのしみに就寝。

 

次の日もブダペストまで電車に乗り移動。この日は本当に暑かったです!

 

ブダペストにはウィーンのバレエ学校を卒業した後、夏のサマーワークショップで2週間滞在したことがあります。

その時はなんとなく街の雰囲気が寂しい感じがして、暗いイメージを持ってしまっていたのですが、今回は本当に思っていた印象が変わりました。明るい、おしゃれな雰囲気〜。

年月が経って、整備された所もたくさんあると思うのですが、また自分自身が歳を重ねてから同じ国に訪ねてみると、また以前とは違った見え方もするのかもしれません〜。

本当に綺麗でした。そして、天気も良かったです!

屋根のデザインが可愛いマーチャース聖堂

暑かったので、ジェラートも食べました〜。お友達二人はハンガリーでいろんなお店のジェラートの食べ比べをしているらしいです。笑 あっちのお店は安いけど大きいスクープで盛ってくれる〜、少し値段は高いけど、味は最高。。とか、ジェラートin ハンガリーの本が書けるかも。笑

滞在中、3つのお店のジェラートに連れて行ってもらいましたが、私はランキング付けれませんでした。どのお店も、、、美味しかったです。笑😆

 

夕方からは彼らがチケットを予約してくれていた、サマーイベントに行ってきました〜。

緑がいっぱい芝生の場所に、フードスタンドや小さな舞台もあり、そこでバンドグループが演奏したり、歌ったり。夜になって、気温も涼しくなり、音楽を聴きながら、芝生に座ってビール。。気持ちよかったです!

 

次の日はSzékesfehérvár、、

セーケシュフェヘールバール

の街を散策しました〜

(結局最後まで街の名前、ちゃんと発音できませんでした。笑)

 

センター街はコンパクトなのですが、お店やカフェが並び、この街も色が綺麗で可愛らしい所でした。

色が可愛い教会

鼻をさすると幸運が訪れるらし〜デス😁

夕方からは彼らが働いているバレエ団のパーティーにお邪魔させてもらいました〜。みんな自分で作ったご飯やケーキなど持参してのパーティー。私達は前の晩に作ったティラミスを持って行きました〜!

いろんな国のダンサーさんにここでも会えて、楽しかったです!初めて会ったダンサーさんでも、話をしていると、私の友達の友達だったり、笑 バレエの世界も本当に狭いです〜。

 

次の日はハンガリーから出発する日。ブダペストまで電車で出てから、バスで空港へ。

久しぶりの友達にも会えて、楽しかった3日間が終わりました。

出発まで少し時間があったので、空港で絵葉書やPálinkaをお土産に購入。

 

まだまだ旅は続きます〜。😊🛫

 

 

懐かしのウィーンへ行ってきました。🇦🇹

夏のフェスティバルが終わり、バレエ団の短期休暇に入ったので、ヨーロッパ旅に行ってきました〜。

まず始めのストップは、

オーストリア ウィーン🇦🇹

18歳、日本を初めて長期で離れて、バレエを学んだ、
私にとって特別な国です。
卒業してからも数回訪れましたが、今回は4年ぶりのウィーンです。

飛行機を降り、入国審査を受けて、預け荷物を受け取るエリアに。
久しぶりで、以前の様子を覚えていませんが、ウィーンの空港、とても綺麗に新しくなった感じがしました。
荷物も無事に受け取り、いよいよ外に!!

ウィーン シュヴェヒャート空港に到着!

空港からCityまでを結ぶCATという電車に乗り移動。
わずか15分ほどでcityまでnon-stopで行けてしまいます。
電車の中はとても綺麗で快適でした。

CAT
www.cityairporttrain.com

あっという間にウィーンの市内 Landstraße/Wien Mitte 駅に到着しました。
そこから、3日間お世話になる素敵な大先輩、音楽家ご夫婦さんのお家の最寄り駅までU-Bahn地下鉄で移動しました。
そしてお二人が駅までお迎えに来て下さいました〜。☺️
本当にありがとうございました。

懐かしいU-Bahn、新しい車両の電車も見かけましたが、私が学生の頃乗っていた手で開けるタイプの電車もまだまだ現役で頑張っていました〜。

矢印の方向に引っ張ります〜


国によって電車の雰囲気が違ってとても面白いですね。
ウィーンのU-Bahnは日本のような改札がなく、切符を買って、乗車前に日時を刻印する機械に差し込むだけでした。
切符の出し入れをする必要がなく、便利ですね!
でも、時々、駅のスタッフさんが、チケットの確認に来られる時があるので、チケット入れた所を覚えておかないとだめですが、笑😅今回の旅中はチケットチェックには遭いませんでした〜!

今回、私は1weekチケットを買いました。

月曜日から次の月曜日までの1week

ウィーンの街。久しぶりでしたが、やはり綺麗でした。
ゆったりのんびりとした空気が流れている感じがしました。
9月上旬でしたが、お昼頃は半袖で十分な気温まで上がり、暑かったです。
どの建物もおしゃれで街全体がアート。

歩行者天国、ケルントナー通りを進むと見えてきました。
この存在感はすごいです。シュテファン大聖堂です。

シュテファン大聖堂

ケルントナー通りにあるカフェにも入りました。
ウィーンといえば、甘いもの。。
美味しかったです〜!!
ショーケースに並ぶ可愛いスイーツ達。

可愛い店内🥰
カフェ K.U.K. Café-Konditorei L. Heiner☕️😋

ウィーンでは学生時代からのお友達やお世話になった先生にも会うことができ、懐かしい昔の話、卒業してからの話、盛りだくさんでした。
初めて長期留学をした場所がウィーンで良かったなと改めて実感しました。

先生と入ったカフェモーツァルト。ここでもケーキを頂きました。間違いなく、美味しかったです。😁

Café Mozart 

楽しかったウィーンでの3日間。あっという間に時間が過ぎてしまいました。
次に私が向かったのは、、、
ウィーン中央駅 Wien Hauptbahnhof から電車での移動です〜。

ウィーン中央駅


駅まで送ってくださった私のお友達であり大先輩のKさん、3日間本当にお世話になりました。
ありがとうございました。🌸😌

ヨーロッパ旅、次回に続きます〜。

サーカスな気分🎪

もうあっという間に9月も半ばを越しましたね。
日本は徐々に夏の暑い気温が下がってきている頃でしょうか?

更新が遅くなりましたが、
9月上旬に夏のフェスティバルでの舞台が無事に終わりました。

本番前日、ステージでのリハーサルの為に会場へ向かいました。
カンパニーのバスでみんなで到着。
パーキングエリアの前は草。草。草。フィールドです。
その後、自然がいっぱい森の道、1km弱歩いて私達が踊るステージに到着しました。

私達の踊る舞台の近くに大きなキツネの音楽隊

この日は少し雨がパラパラしましたが、本格的に降らなくてよかったです。
でも、前日に雨が降ったのか、草の地面が少しグチュグチュでした。
ということで、ステージに着いた時は靴もどろりんちょ。

そして、ここが私達の今回のシアターです。

これは、サーカス🎪な気分だ!

テントの中を覗くとステージはまだ完成していない模様。。
リハーサルまで少し待ち時間がありました。

トイレはもちろん特設の洋式ぽっとんトイレでした〜。
手を洗う場所はまだ準備中で、この日は消毒ジェルで我慢っ!
キャンプを今までしたことのない私で、少しトホホな気分でしたが、これも新しい経験です!水って本当にありがたいものです🥲

ステージが完成するまで、周りを散策しました〜。
たくさんのアーティスト、バンドがLIVEをする大きなステージ、
ジャグジーが楽しめるエリア、フードスタンドがたくさん並んだエリア。明日に向けての準備が進んでいます。

ビリーアイリッシュのLIVEもここで!一番大きなステージ

私達のステージが完成。場当たりをします。
ステージ。。思っていたよりも小さく、少し修正が必要でしたが、
無事にリハーサルが終了しました。

ステージの写真を撮る事を忘れてしまいました〜!笑😣

次の日、18時からの本番。その次の日は12時からと18時半からの2回公演でした。

どちらの日も予報では雨になっていたのですが、なんと、晴天の晴れでした。とっても、暖かかったです。私達の思いが届きました〜。
2日目の本番の日は公演と公演の間に他のアーティストさんの舞台を見れたり、出演者ですが、お客さんとしてもフェスティバルに参加でき、楽しい時間でした〜。

このフェスティバル、3日間開催され、テントを張って泊まることができるブースもあったり、お酒ももちろん販売されているので、私達の公演のお客さんの雰囲気がどのようになるか、予想がつきませんでしたが、笑 とても暖かいお客さんで、盛り上げてくださいました。

いつもとは違う、サーカスな気分での公演。
2日間があっという間に終わってしまいました〜。
楽しかったなあ〜。。🎪

ヘブライ語の数え歌で舞う。

今日もまた新しい週が始まりました!

バレエ団では、今日から、今週末にある夏のイベントでの公演のリハーサルが始まりました。
この夏のイベント、野外フェスティバルでたくさんのアーティストさん、歌手の方もライブされるそうです。楽しみです!😊

野外での舞台は久しぶりです。雨が降らないように願います。☔️

また今週末、舞台の様子も書いていけたらなと思います〜。

私達が踊る作品はイスラエル人のOhad Naharin(オハッド ナハリン)さん振り付けのMinus16 というコンテンポラリーの作品です。
この前の4月の公演で踊って以来だったので、振り付けを覚えているか少し不安でしたが、みんなでゆっくり音楽と共に振りを確認。
身体の感覚が少しずつ戻ってきました。

Minus16でのグループで躍るナンバー、椅子を半円に並べ、音楽にあわせ、テンポよくみんなが同じ振りをしていくピースがあります。
集中力を最大限に高め、みんなの呼吸が一緒という感覚が舞台で感じられる瞬間は、なんとも言えない爽快感です。

この動画は私達のバレエ団の映像ではありませんが、椅子を半円に並べたグループのピース、こんな感じです。皆さんにも雰囲気を少しでも感じてもらえたらと思います!


www.youtube.com

ここで使われている歌はヘブライ語の数え歌です。
歌詞は始めに1から始まり、その次は2、1
その次は3、2、1、そして4、3、2、1。
1つずつ増やして歌っていき、それが13まで続きます。

その歌に合わせて、振りも1ムーブメントずつ増えていきます。
13ムーブメントまで、、、激しいです。笑 
集中力はマックスです。
これが日本語や英語であれば、『あ、次は○番のムーブメントだな』と歌詞からわかるのですが、ヘブライ語で聞こえてきてしまうので、ちゃんとここに気持ちがいてないと、『あれ、さっき何番だった?次は何番の動きだったっけ?』となってしまうパニックです。
始めに振りを習った時はこの状態にたくさん陥りました。

1秒1秒、その瞬間に集中、そこにいる、。この踊りを踊らせてもらってさらに強く感じることができたなと思います。

この数え歌、タイトルは『Echad Mi Yodea』
英語では『Who knows One』
『誰が1を知ってる?』と可愛らしいタイトル。

数え歌。子供達に向けた歌。🌸

踊っているときに使っている歌(曲)は少し編曲されて使われているので、オリジナルの曲はどんな感じなのか調べてみました。
出てきました。笑 いろんなバージョンがあるのかもしれませんが、オリジナルはこんな感じです。

https://www.chabad.org/255529

テンポもふんわり、か、かわいい。

明日もリハーサル楽しんできます〜。

ねずみのロリータ🐭 続。

今日もお疲れ様です。
前回に引き続きねずみのロリータ🐭、続編です。

月曜日の朝、リビングルームで行方をくらましたねずみのロリータ。
リビングルームのドアをしっかり閉めて、私達は出勤しました。
バレエ団でも、ロリータの事がふっと頭によぎりましたが、無事に1日のリハーサルを終え、帰宅の時間になりました。

スーパーに寄って、買い物を済ませ、お家までの電車の中。
携帯に届いた、先にお家に到着したフラットメイトからのメッセージ。


『いたよ、ロリータ。同じところをぐるぐる回ってるわ。』


お家のリビングルームのドアは有難いことに、柄が入った透明ガラスの部分があり、ドアを開けなくても中が少し見えるのです。
その時にフラットメイトが送ってくれた写真がコチラ。

ロリータ、しっかりフレームin

確実にロリータです。ロリータが姿を表してくれました。
よかった、ロリータは本当にリビングルームにいたのです。
床に残したチーズの破片作戦、無事に成功です。笑
これからどうするか、考えられませんでしたが、ロリータを発見したことに安心感。

その後、私もお家に到着しました。真っ先にリビングルームのロリータを見に行ったのですが、もうその頃には外も暗くなってきていて、窓からの光では、部屋の中が見えにくい状態になってしまっていました。
部屋の電気のスイッチはリビングルームの中なので、残念ながら、その晩、私はロリータに会えず、就寝することになりました。
ロリータ、おやすみなさい。

次の日の朝。
ロリータがまたどこかに隠れてしまっていたらどうしようと、ソワソワしながら、下の階に降りました。
ガラス越しに中を確認。昨日の場所にロリータはいません。
もう一度、見える範囲をしっかりと確認。

『いたっ!!!』

ロリータは場所を変えていました。椅子の下にころんとした姿を発見しました。フラットメイトに報告。
今日こそはどうにかしないとです。

私とフラットメイトの作戦。ロリータを退治せずに、外に出すことはできないかと。

ゆっくりとドアをあけ、ロリータに朝の挨拶。
この時はロリータ眠っているように、身動きしなかったのです。
その時の様子、ご覧ください。
注*次の写真は、ロリータ、近距離です。

椅子の下、ころんとロリータ、おはようございます。

でも、私とフラットメイトは少し不安になりました。
哀愁の漂った背中で、うずくまったようにして動かないのです。

ツンツンしてみようと、少し怖いけど、私はお家のほうきを握りました。

ごめんね、ロリータ、ツンツンします。

うまくちりとりにロリータが乗ったら、そのまま、ロリータを外まで送り出そうと思っていたのですが、ロリータ、うまく乗ってくれません。
でも、ロリータに異変があったのは確実でした。
少しツンツンした後、身体は動きましたが、2、3ステップ歩いてまた停止したのです。
何度か試みたのですが、ほうきの角度が合わず、なんと、ロリータは小さな隙間にまた隠れてしまったのです。
しまった。。。

そうこうしているうちにまたまた出勤の時間。
ロリータに会えたのに、またリビングルームのドアを閉めて出勤。

その後、2日間ロリータに会うことはありませんでした。
私とフラットメイトはおそらくこの部屋のどこかで倒れてしまっているのではないかと。最後に見た時のロリータの様子は、とても弱っているようだったからです。

大家さんがねずみ取りを仕掛けましたが、音沙汰なしでした。

そして、今日木曜日。
家に帰宅すると、大家さんからロリータをやっと見つけたとのお知らせが。ねずみ取りには引っかかっていなかったのですが、
窓際のスタンドライトの横でもう動かないまま発見されました。

お家に出るねずみ、とても厄介なはずなのに、お家にねずみがいなくなって嬉しいはずなのに、ロリータという名前をつけてしまった私達。少し悲しい気持ちにもなりました。
名前をつけると何故か親近感湧いてしまいますね。

ねずみのロリータ、サプライズをありがとう。
そして、他のネズミ達、これからはお家には入ってこないでね。
名前をつけてしまうから。名前って、すごいですね。。