ぷてぃな踊り子

海外在住プロバレリーナ日記

ねずみのロリータ🐭 続。

今日もお疲れ様です。
前回に引き続きねずみのロリータ🐭、続編です。

月曜日の朝、リビングルームで行方をくらましたねずみのロリータ。
リビングルームのドアをしっかり閉めて、私達は出勤しました。
バレエ団でも、ロリータの事がふっと頭によぎりましたが、無事に1日のリハーサルを終え、帰宅の時間になりました。

スーパーに寄って、買い物を済ませ、お家までの電車の中。
携帯に届いた、先にお家に到着したフラットメイトからのメッセージ。


『いたよ、ロリータ。同じところをぐるぐる回ってるわ。』


お家のリビングルームのドアは有難いことに、柄が入った透明ガラスの部分があり、ドアを開けなくても中が少し見えるのです。
その時にフラットメイトが送ってくれた写真がコチラ。

ロリータ、しっかりフレームin

確実にロリータです。ロリータが姿を表してくれました。
よかった、ロリータは本当にリビングルームにいたのです。
床に残したチーズの破片作戦、無事に成功です。笑
これからどうするか、考えられませんでしたが、ロリータを発見したことに安心感。

その後、私もお家に到着しました。真っ先にリビングルームのロリータを見に行ったのですが、もうその頃には外も暗くなってきていて、窓からの光では、部屋の中が見えにくい状態になってしまっていました。
部屋の電気のスイッチはリビングルームの中なので、残念ながら、その晩、私はロリータに会えず、就寝することになりました。
ロリータ、おやすみなさい。

次の日の朝。
ロリータがまたどこかに隠れてしまっていたらどうしようと、ソワソワしながら、下の階に降りました。
ガラス越しに中を確認。昨日の場所にロリータはいません。
もう一度、見える範囲をしっかりと確認。

『いたっ!!!』

ロリータは場所を変えていました。椅子の下にころんとした姿を発見しました。フラットメイトに報告。
今日こそはどうにかしないとです。

私とフラットメイトの作戦。ロリータを退治せずに、外に出すことはできないかと。

ゆっくりとドアをあけ、ロリータに朝の挨拶。
この時はロリータ眠っているように、身動きしなかったのです。
その時の様子、ご覧ください。
注*次の写真は、ロリータ、近距離です。

椅子の下、ころんとロリータ、おはようございます。

でも、私とフラットメイトは少し不安になりました。
哀愁の漂った背中で、うずくまったようにして動かないのです。

ツンツンしてみようと、少し怖いけど、私はお家のほうきを握りました。

ごめんね、ロリータ、ツンツンします。

うまくちりとりにロリータが乗ったら、そのまま、ロリータを外まで送り出そうと思っていたのですが、ロリータ、うまく乗ってくれません。
でも、ロリータに異変があったのは確実でした。
少しツンツンした後、身体は動きましたが、2、3ステップ歩いてまた停止したのです。
何度か試みたのですが、ほうきの角度が合わず、なんと、ロリータは小さな隙間にまた隠れてしまったのです。
しまった。。。

そうこうしているうちにまたまた出勤の時間。
ロリータに会えたのに、またリビングルームのドアを閉めて出勤。

その後、2日間ロリータに会うことはありませんでした。
私とフラットメイトはおそらくこの部屋のどこかで倒れてしまっているのではないかと。最後に見た時のロリータの様子は、とても弱っているようだったからです。

大家さんがねずみ取りを仕掛けましたが、音沙汰なしでした。

そして、今日木曜日。
家に帰宅すると、大家さんからロリータをやっと見つけたとのお知らせが。ねずみ取りには引っかかっていなかったのですが、
窓際のスタンドライトの横でもう動かないまま発見されました。

お家に出るねずみ、とても厄介なはずなのに、お家にねずみがいなくなって嬉しいはずなのに、ロリータという名前をつけてしまった私達。少し悲しい気持ちにもなりました。
名前をつけると何故か親近感湧いてしまいますね。

ねずみのロリータ、サプライズをありがとう。
そして、他のネズミ達、これからはお家には入ってこないでね。
名前をつけてしまうから。名前って、すごいですね。。