ぷてぃな踊り子

海外在住プロバレリーナ日記

ヘブライ語の数え歌で舞う。

今日もまた新しい週が始まりました!

バレエ団では、今日から、今週末にある夏のイベントでの公演のリハーサルが始まりました。
この夏のイベント、野外フェスティバルでたくさんのアーティストさん、歌手の方もライブされるそうです。楽しみです!😊

野外での舞台は久しぶりです。雨が降らないように願います。☔️

また今週末、舞台の様子も書いていけたらなと思います〜。

私達が踊る作品はイスラエル人のOhad Naharin(オハッド ナハリン)さん振り付けのMinus16 というコンテンポラリーの作品です。
この前の4月の公演で踊って以来だったので、振り付けを覚えているか少し不安でしたが、みんなでゆっくり音楽と共に振りを確認。
身体の感覚が少しずつ戻ってきました。

Minus16でのグループで躍るナンバー、椅子を半円に並べ、音楽にあわせ、テンポよくみんなが同じ振りをしていくピースがあります。
集中力を最大限に高め、みんなの呼吸が一緒という感覚が舞台で感じられる瞬間は、なんとも言えない爽快感です。

この動画は私達のバレエ団の映像ではありませんが、椅子を半円に並べたグループのピース、こんな感じです。皆さんにも雰囲気を少しでも感じてもらえたらと思います!


www.youtube.com

ここで使われている歌はヘブライ語の数え歌です。
歌詞は始めに1から始まり、その次は2、1
その次は3、2、1、そして4、3、2、1。
1つずつ増やして歌っていき、それが13まで続きます。

その歌に合わせて、振りも1ムーブメントずつ増えていきます。
13ムーブメントまで、、、激しいです。笑 
集中力はマックスです。
これが日本語や英語であれば、『あ、次は○番のムーブメントだな』と歌詞からわかるのですが、ヘブライ語で聞こえてきてしまうので、ちゃんとここに気持ちがいてないと、『あれ、さっき何番だった?次は何番の動きだったっけ?』となってしまうパニックです。
始めに振りを習った時はこの状態にたくさん陥りました。

1秒1秒、その瞬間に集中、そこにいる、。この踊りを踊らせてもらってさらに強く感じることができたなと思います。

この数え歌、タイトルは『Echad Mi Yodea』
英語では『Who knows One』
『誰が1を知ってる?』と可愛らしいタイトル。

数え歌。子供達に向けた歌。🌸

踊っているときに使っている歌(曲)は少し編曲されて使われているので、オリジナルの曲はどんな感じなのか調べてみました。
出てきました。笑 いろんなバージョンがあるのかもしれませんが、オリジナルはこんな感じです。

https://www.chabad.org/255529

テンポもふんわり、か、かわいい。

明日もリハーサル楽しんできます〜。